赤外線サーモグラフィで「停電せず」にビルの分電盤事故を防ぐ方法

商業ビルやテナントのオフィススペースでは、数時間のシステム停止、サーバーダウンを伴う「全館停電」を行うのが極めて困難なケースがあります。そのため法令上の定期点検も最低限になりがちですが、隠れた熱トラブルは確実に進行しています。
異常発熱の最大原因は「ボルト・端子の緩み」
電気盤や動力システムで起きる火災事故の多くは、急激なショートではなく、長年の振動や通電時の熱伸縮によって生じる「接続端子部分のわずかな緩み」から始まります。緩んで接触抵抗が増大した箇所は、ジュール熱により摂氏100度〜数百度の高温に達し、徐々に周囲の樹脂素材を焦がし始めます。
サーモグラフィ検査の圧倒的メリット
非接触型の高解像度サーモグラフィカメラは、この局所的な温度上昇を瞬時に、かつリアルタイムの熱画像(サーモグラフ)としてキャプチャします。停電を行わず、設備が通常通り稼働している「最も過負荷になりやすい時間帯」に検査を行うため、実際のピーク運用時のリスクを正確に判定できます。